通所(デイサービス)+リハビリの施設について知りたいですか?
この記事では、介護業界10年以上のだいタカが、“通所リハビリ”という介護施設について、他の似ている介護サービスとの違いなども解説しながらまとめています。
通所(デイサービス)でリハビリのことを知りたい人は必見です!
施設の名称について
「通えてリハビリができる施設」、その正式名称は、“通所リハビリテーション”といいます。実は、他にもいくつかの呼び方があってややこしいですが、どれも同じ介護施設のことを意味しています。
通所リハビリの他の呼び名 |
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通リハ |
通所リハ |
通所リハビリ |
デイケア |
※本記事では、“通所リハビリ”で統一しています。
特徴
病院や診療所、老人保健施設などに通い、日帰りでリハビリテーションや日常生活上の支援を受けられます。
一言で言えば「リハビリ専門の通いの介護サービス」で、通所リハビリは、通所介護(デイサービス)と比べてリハビリに意欲的な方が多いです。
通所リハビリの主な特徴は以下のとおりです。
通所リハビリの特徴 |
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日帰りで利用できる。 |
医療機関や入所できる介護施設でリハビリを受けられる。 |
医療関係のスタッフが多い。 |
スタッフについて
以下のスタッフが在籍しています。
- 医師
- 理学療法士(PT)
- 作業療法士(OT)
- 言語聴覚士(ST)
- 看護師
- 介護職員
サービス内容
サービス内容は以下の通りです。
- 送迎
- 健康観察
- リハビリテーション(歩行訓練等)
- 体操
- おふろの介助
- トイレの介助
- 昼食の用意や介助
- 家屋調査からの住宅改修や福祉用具の提案
- レクリエーション
利用できる人
- 要介護度が、要介護1~要介護5の方。
- 介護保険サービスの施設に入所していない。
- リハビリテーションが必要だと医師が判断した方。
費用について
通所リハビリの費用は利用する人や施設によって違います。
費用の内訳は「介護保険サービスにかかる費用」+「その他実費」です。
利用までのながれ
通所リハビリを利用するまでの、おおまかな予定です。
- 要介護認定をうけて、担当のケアマネに相談する。
- 利用先を決める。(候補を探して、できれば見学や体験利用をする。)
- 主治医から健康診断書等の書類を書いてもらう。
- 利用先の通所リハビリ施設で担当医の診察や、事前面談を受ける。
- 利用判定会議の結果を待ち、OKなら諸手続きをする。
- 利用開始!
メリット
通所リハビリのメリットは3つあります。
- 専門のスタッフによるリハビリを日帰りで受けられる。
- 体調不良になっても医療スタッフが整っているので安心。
- 必要な時には、専門のスタッフが自宅の環境に合わせた福祉用具やリハビリ内容を提案してくれる。
デメリット
次に、デメリットは2つ考えられます。
- デイサービスと比べて、通所リハビリは利用するまでの準備に時間と手間がかかる。
- 利用料がデイサービスよりも高くなる。
似ている介護サービスとの区別
通所リハビリと似ている介護サービスは2つあり、それは、「通所介護(デイサービス)」と「訪問リハビリテーション」です。
訪問リハビリは、自宅環境でないとできないリハビリを希望する場合
デイケアでは、筋力強化や日常生活動作の向上も行います。
通所リハビリは、通うタイプの介護サービスで、生活上の介助やリハビリテーションを受けられます。
通所介護(デイサービス)は、生活上の介助や他社との交流の機会づくりをしてもらえます。
ちなみに、“通う介護サービス”は、場合によって「利用者の家族が息抜きできる時間をつくる」という目的もあります。
訪問リハビリテーションは、自宅で介護サービスを受けられます。普段の生活に寄り添ったリハビリが受けられます。
注意点
スタッフが常にリハビリの付き添いをしない
専門のスタッフがワンツー・マンでリハビリをしてもらえるのは数十分程度です。その他の時間は、各自のリハビリメニューで自主トレーニングします。施設によって、リハビリの1対1対応や自主とレーニングの細かい内容はちがうので、できれば利用を考えるときにチェックしておくといいですね。
通所リハビリは“卒業”がある
通所リハビリでは、計画書に沿ってリハビリが行われ、目標を達成するとサービス終了になります。
まとめ
通所リハビリでは専門スタッフからリハビリを受け、目標を達成したら通所介護(デイサービス)訪問リハビリなどのサービスに切り替えていくのが一般的です。
“リハビリ”と“日常生活”を両立させたい人には、通所リハビリがオススメですよ。
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